2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

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船宿を営む美人姉妹、その正体は大江戸版キャッツ・アイ

『緋あざみ舞う』|志川節子|文藝春秋志川節子(しがわせつこ)さんの『緋あざみ舞う』(文藝春秋)は、船宿を営む美人姉妹が実は江戸を騒がす「怪盗緋薊」という痛快時代小説です。お店を営む美人三姉妹が実は盗賊だったという設定は、1981年より「少年...
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将来の道、家との関係、友情、結婚、もがく江戸の若者たち

『月草糖 花暦 居酒屋ぜんや』|坂井希久子|時代小説文庫読みたい本が爆発的に増えて、積ん読状況が悪化していました。お気に入りの坂井希久子(さかいきくこ)さんの文庫書き下ろし時代小説、『月草糖 花暦 居酒屋ぜんや』(時代小説文庫)にもようやく...
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啓文堂書店時代小説文庫大賞候補作フェア2024(~7/31まで)

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浅見光彦のご先祖様が、出口が見えない不知森で謎解き

『不知森の殺人 浅見光彦シリーズ番外』|和久井清水|光文社文庫内田康夫さんの未完の遺作を引き継ぐ、「『孤道』完結プロジェクト」の最優秀賞を受賞し、『孤道 完結編 金色の祈り』で作家デビューした著者。和久井清水(わくいきよみ)さんの「浅見光彦...
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堀切村の花菖蒲で「義兄にもちょっかいは無用にて」の急展開

『義妹にちょっかいは無用にて(3)』|馳月基矢|双葉文庫馳月基矢(はせつきもとや)さんの時代小説シリーズ、『義妹にちょっかいは無用にて(3)』(双葉文庫)を紹介します。刊行時(2024年4月)に読んだのですが、バタバタしていてアップできず、...