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市井人情

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神田堀八つ下がり―河岸の夕映え(3)

『神田堀八つ下がり―河岸の夕映え (徳間文庫)』に収録された「浮かれ節――竈河岸」は、ハートウオーミングなお話だ。主人公の三土路保胤(みどろやすたね)は、幕府の小普請組に所属する御家人で大の端唄好き。非役で三千石以上の旗本を寄合(よりあい)...
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神田堀八つ下がり―河岸の夕映え(2)

宇江佐真理さんの『神田堀八つ下がり―河岸の夕映え (徳間文庫)』を気持ちよく読み終えた。前作『おちゃっぴい―江戸前浮世気質 (徳間文庫)』に続く、江戸の市井をテーマにしたコンセプチュアルな短篇集。一話一話の登場人物たちは関係しないが、江戸の...
市井人情

神田堀八つ下がり―河岸の夕映え(1)

宇江佐真理さんの最新文庫『神田堀八つ下がり―河岸の夕映え (徳間文庫)』を入手する。宇江佐さんの作品は読み味がよくて、お気に入り。今回は、御厩河岸、竈河岸、浜町河岸など、6つの河岸を舞台にした6つの人情話を収録し、ほろり&ほんわかが期待でき...
女性

「おっこちきれた」時代小説

『あなたの胸で眠りたい―長安遊侠伝 (集英社文庫)』などの、中国を舞台にした時代小説(和製武侠小説)を数多く書かれている藤水名子さんという作家がいる。ちょうど、読み終えたばかりの『斬られ権佐 (集英社文庫)』で、解説を書かれていた。同世代の...
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蒼龍(3)

山本一力さんの『蒼龍』を読了。仕事や武家の対面、藩の危機、借金など、困難に立ち向かい、力強く生きる人たちを描いた珠玉の短編集。読み終えた後の気分が爽やかで、人としてちゃんと生きなきゃという思いにさせらる。 直木賞を受賞される前に、山本一力さ...