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市井人情

ミステリー

近眼の人物が登場する時代小説

仕事中に眼にゴロゴロとした違和感を覚えてまぶたをこすっているうちに、ソフトコンタクトレンズを壊してしまった。使い捨てではなく、スペアもなかったために、片方の目が裸眼という状態で午後の仕事をした。ミーティングやらプレゼンやらで、頭がくらくらし...
女性

市井小説には深川が似合う

牧南恭子さんの『女泣川花ごよみ』を読んでいる。深川を東西に流れる小名木川沿いに暮らす人々を描いた八編の短篇を収録した作品集である。初めて読む作家の方なので、どんな展開になるのか手探りで読み進めている。 「花筏(はないかだ)」 中川船番所の下...
市井人情

深川のシンボル、小名木川は女泣川

小名木川(おなぎがわ)は、隅田川と荒川の支流・旧中川を結ぶ河川である。全長約4900メートル、川幅は約26~50メートルで、江東区の真ん中を東西に一直線に貫いている。 人工の運河で、天正十八年(1590)に、江戸に入府した徳川家康が、行徳の...
市井人情

蟋蟀小三郎、再登場

佐藤雅美(さとうまさよし)さんの最新文庫『疑惑 半次捕物控』を読み始める。岡っ引きの材木町の半次が活躍する捕物小説。シリーズ前作『命みょうが』で登場した、元越前丸岡藩藩士(有馬家)の蟋蟀小三郎(こおろぎこさぶろう)こと、国見小三郎が再び登場...
市井人情

仕事始めと「はやぶさ新八」

今日は仕事始め。1週間ぶりに出勤する。電車はまだ空いている感じがする。そのせいか、車内で本がゆっくり読めた。 今、読んでいるのが、平岩弓枝さんの『はやぶさ新八御用旅 二 中仙道六十九次』。この時期、平岩さんの本が読みたくなる。明るく華やいだ...