市井人情江戸時代の大坂を描く小説 阿部牧郎さんの『艶女犬草紙(あでおんないぬぞうし)』を読み始めた。『後家長屋』『出合茶屋』に続く、「町之介慕情」シリーズの第3弾である。文政年間の大坂を舞台に、武士を捨て貸本屋泰平堂を営む町之介を主人公にした市井小説である。前2作が連作形式... 2021.12.29市井人情江戸
剣豪心の病と法師の湯 佐伯泰英さんの『居眠り磐音 江戸双紙 紅椿ノ谷』を読む。この巻でシリーズのクライマックスを迎えるのではないだろうかという期待があった。物語の前半では、両替商今津屋吉右衛門とお佐紀の祝言が和やかな中にも厳かに描かれていた。 祝言を終え、お佐紀... 2023.01.22剣豪市井人情江戸
市井人情大きなヤマ場を迎える「居眠り磐音」 最近、「時代小説SHOW」の読書録の更新ができずに、非常に心苦しく思っている。このブログを書くことに時間を取られていることが大きい。「ほぼ日刊時代小説」は、週に5日ほど書くことを目指してタイトルを付けている。また、時代小説の魅力を書き綴るこ...市井人情痛快
剣豪「居眠り磐音」シリーズ200万部突破 昨日(3月18日)の朝日新聞朝刊の全面広告で、佐伯泰英さんと俳優の児玉清さんの対談が載っていた。双葉文庫から出ている「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズ(15作、4年間)が累計で200万部を突破した記念に実現したものである。 児玉さんは、NHK... 2020.03.16剣豪市井人情痛快
市井人情『御宿かわせみ』明治編、今秋スタート 昨日(3月17日)の朝日新聞夕刊の文化芸能欄、『御宿かわせみ』がいよいよ明治編に突入することが大きく取り上げられていた。朝日新聞の編集委員の由里幸子さんの署名記事で、平岩さんの執筆動機や、挿絵や装画を担当している蓬田やすひろさんのコメントも... 2020.03.18市井人情捕物明治