妖・ホラー

ミステリー

京極小説の時代小説性

京極夏彦さんの『邪魅の雫』を読み始めた。京極堂シリーズの待望の新作である。新書判サイズで文字が二段組で800ページに及ぶ大長篇。今回もインパクトのあるブロック本スタイル。組版レイアウトも作者の京極さんが担当されている。邪魅の雫 (講談社ノベ...
妖・ホラー

お化けと幽霊と妖怪

杉浦日向子さんの『お江戸でござる』を読んだ。断片的だった江戸の知識がだいぶ整理でき、説明の一つ一つが頭にすっと入ってきた。今回、なるほどと思ったのは、お化けと幽霊の違いの解説である。お江戸でござる (新潮文庫)作者: 杉浦日向子出版社/メー...
お知らせ

8月の検索語ベスト20

「ほぼ日刊時代小説」の8月の検索語ベスト20を紹介する。このブログには、検索エンジン経由でどんなキーワードからアクセスがあったかがわかる機能がある。8/1~8/31の検索キーワードランキングは以下の通り。今月順位(前月順位) 検索語 検索数...
お知らせ

7月の検索語ベスト20発表

「ほぼ日刊時代小説」の7月の検索語ベスト20を発表します。7月の順位(前月順位) 検索語 検索数 1位( 1位) 時代小説 146 2位( 5位) しゃばけ 75 3位( 3位) 小説 65 4位( 2位) 佐伯泰英 58 5位( ― ) ...
妖・ホラー

源博雅は好い漢だなあ

夢枕獏さんの『陰陽師 太極ノ巻』を読み終えた。陰陽師の安倍晴明と親友の源博雅の二人が活躍する人気シリーズの第7作目。「二百六十二匹の黄金虫」「鬼小槌」「棗坊主」「東国より上る人、鬼にあうこと」「覚」「針魔童子」の6つの話を収録している。この...