2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

痛快

ユーモア

待ってました! 万造とお満が三年ぶりに江戸に帰ってきた

『新 本所おけら長屋(一)』|畠山健二|祥伝社文庫畠山健二(はたけやまけんじ)さんの大人気時代小説「本所おけら長屋」シリーズは、2023年3月刊行の第20巻で完結しました。シリーズ終了に淋しい思いをしていたところ、2023年9月に『本所おけ...
単行本

東京新聞で、志川節子さんの『緋あざみ舞う』を紹介

『緋あざみ舞う』|志川節子|文藝春秋2024年7月20日(土)の東京新聞朝刊(中日新聞は7月21日)の読書面の「推し時代小説」のコーナーで、紹介させていただきました。「推し時代小説」は、旬のおすすめの歴史時代小説を紹介するコーナーです。今回...
ミステリー

船宿を営む美人姉妹、その正体は大江戸版キャッツ・アイ

『緋あざみ舞う』|志川節子|文藝春秋志川節子(しがわせつこ)さんの『緋あざみ舞う』(文藝春秋)は、船宿を営む美人姉妹が実は江戸を騒がす「怪盗緋薊」という痛快時代小説です。お店を営む美人三姉妹が実は盗賊だったという設定は、1981年より「少年...
合戦、戦い

第一次大戦下のフランス軍で、爆撃王を目指した日本人の物語

『鶴は戦火の空を舞った』|岩井三四二|集英社文庫岩井三四二(いわいみよじ)さんの『鶴は戦火の空を舞った』(集英社文庫)は、『「タ」は夜明けの空を飛んだ』に続く、近代を舞台にした歴史時代小説です。著者は、2003年に『月ノ浦惣庄公事置書』で第...
お気に入り

奪われた扶持米と銘茶を奪回せよ!見つけ出せねば奈落行きだ

『おれは一万石 銘茶の行方』|千野隆司|双葉文庫千野隆司(ちのたかし)さんの文庫書き下ろし時代小説シリーズの第28巻の『おれは一万石 銘茶の行方』(双葉文庫)を読みました(周回遅れ気味ですみません)。一俵でも禄高が減れば旗本に格下げになる、...