2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

痛快

幕末維新

佐伯泰英作品と長崎

『邪宗』を読み始めた。佐伯泰英さんの「交代寄合伊那衆異聞」の第4弾である。佐伯さんの時代小説はストーリー展開が速くて、主人公のスーパーヒーローぶりが痛快で読みやすい。ということで次々出てくる新作を次々に読むことになる。多くのファンをもつ理由...
江戸

棄捐令をテーマにした時代小説

山本一力さんの『損料屋喜八郎始末控え』を久々に読み返した。深川を描いた名作をピックアップしていて、本を取り出して読み始めたら面白くて、つい最後まで読んでしまった。この作品は、山本さんの初の長篇時代小説であり、単行本刊行当時(2000年5月ご...
武家

「火花の大八」参る

高橋義夫さんの『花輪大八湯守り日記 湯けむり浄土』を、通勤電車の中で読んでいる。私闘を咎められて勘当同然に、新庄領外れの山深い湯治場・肘折の湯守り役を命じられた主人公、花輪大八。湯守りとは温泉を管理する村役である。新庄藩の在郷の代官を務める...
剣豪

恐るべし佐伯泰英。9月の検索語ベスト20

「ほぼ日刊時代小説」における、2006年9月(9/1~9/30)の検索語ベスト20を発表する。今月順位(前月順位) 検索語 検索数 1位( 7位) 佐伯泰英 217 2位( 1位) 時代小説 212 3位( 4位) 小説 78 4位( ― ...
武家

湯治場を舞台にした時代小説

高橋義夫さんの『花輪大八湯守り日記 湯けむり浄土』を読み始めた。新庄領外れの山深い湯治場・肘折(ひじおり)。具足術の名手で、二十歳の部屋住み・花輪大八は、私闘を咎められて、勘当同然にそこの湯守り役となった。湯守り役とは温泉を管理する村役で、...