2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

中国

ミステリー

中国唐、“泣き娘”と青年貴族のバディが活躍するミステリー

『泣き娘』小島環(こじまたまき)さんの中国歴史小説、『泣き娘』(集英社)を紹介します。著者は、2014年に第9回小説現代長編新人賞を受賞し、2015年に受賞作を『小旋風の夢絃』に改題して単行本デビューしました。『小旋風の夢絃』は、中国春秋後...
ミステリー

“哭女”の少年が葬儀で出会う謎を追う、中国青春ミステリー

『泣き娘』小島環(こじまたまき)さんの中国歴史小説、『泣き娘』(集英社)をご恵贈いただきました。単行本の新刊リストを作成したときから、気になっていた作品です。千葉ともこさんの『震雷の人』を読み終えたところで、中国・唐の時代にますます興味が湧...
中国

門外漢も楽しめる、カッコいいが詰まっている中国武侠小説

『震雷の人(しんらいのひと)』千葉ともこさんの長編歴史小説、『震雷の人(しんらいのひと)』(文藝春秋)を紹介します。第27回松本清張賞を受賞した作品です。中国には、武侠小説というジャンルがあります。近世以前の時代を舞台に、武術に長けている主...
中国

唐代・安史の乱が運命を変えた兄妹を描く、中国歴史ロマン

『震雷の人(しんらいのひと)』本年度(2020年)、第27回松本清張賞受賞作、千葉ともこさんの長編歴史小説、『震雷の人(しんらいのひと)』(文藝春秋)を入手しました。松本清張賞は、時代小説作品の受賞が多くて、毎回、注目してる賞の一つです。同...
ブックガイド

『文蔵 2020.4』は「後宮小説」に見る、人の光と闇

『文蔵 2020.4』(PHP研究所・PHP文芸文庫)のブックガイドは、そこは華やかで、愛憎渦巻く世界 後宮小説」に見る、人の光と闇 です。ブックガイドでは、ファンタジー、SF、ライトノベルの書評家として活躍されている三村美衣さんが、少女小...