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ミステリー

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シーボルトってスパイだったの!?

秦新二さんの『文政十一年のスパイ合戦 検証・謎のシーボルト事件』を読んだ。双葉文庫から出されてる「日本推理作家協会賞受賞作品全集」に収録される形で昨年15年ぶりに復刊された作品だが、読み始めるまで、てっきり時代ミステリー小説だと思っていた。...
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北重人さんの時代小説『夏の椿』にゾッコン

ああ、面白い時代小説を読んだ。前から気になっていた新鋭作家の北重人(きたしげと)さんの『夏の椿』が文春文庫で発売された。この作品は『天明、彦十店始末』の原題で、2004年の第十一回松本清張賞の最終候補に残り、その後加筆訂正されて『夏の椿』と...
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防衛省スキャンダルを思い出させる時代小説

松井今朝子さんの『辰巳屋疑獄』を読む。役人と商社の癒着、今ニュースを騒がせている山田洋行スキャンダルを彷彿させるような江戸時代の一大疑獄事件を描いた時代小説。辰巳屋は大坂一の炭問屋で掛屋(大名相手の金融業)も営む豪商。手代四百六十人、家財二...
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新キャラクター入れ歯師登場

和田はつ子さんの『すみれ便り』を読んだ。江戸の歯医者さん、口中医の藤屋桂助が治療に推理に大活躍する「口中医桂助事件帖」シリーズの第5弾である。桂助を房楊枝職人の鋼次と医師の娘・志保が助ける三人のチームワークが心温かくなるシリーズに、新しいキ...
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秀頼脱出劇を描く会心作

今年のGWも終わってしまった。すっかり怠け癖がついてしまい、ブログを6日間も休んでしまった。申し訳ない気持ちが半分とスッキリとした気分が半分といったところか。 GW期間中に、岡田秀文さんの『秀頼、西へ』を読んだ。単行本は、『落ちた花は西へ奔...