2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

大正・昭和

人物

アイヌの文化に命を捧げた、知里幸恵の鮮烈な生涯

『ユーカラおとめ』|泉ゆたか|講談社泉ゆたかさんの最近の充実ぶりは目覚ましいものがあります。2023年7月から2024年2月までの間、現代ものを含めて8冊の小説(『幽霊長屋、お貸しします(一)』『幽霊長屋、お貸しします(二)』『おばちゃんに...
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「2024年3月上旬の新刊(文庫)」をアップ

『裁判官 三淵嘉子の生涯』|伊多波碧|潮文庫2024年3月1日から3月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年3月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回注目の作品は、伊多波碧(いたばみどり)さんの初の評伝小説、『...
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日本の近代演劇草創期に活躍した、一人の女性の波瀾万丈物語

『黄金舞踏 俳優・山川浦路の青春』|大橋崇行|潮文庫昔、学生の頃に映画史の授業が好きでした。そのとき、無声映画「バグダッドの盗賊」でモンゴルの王子役を演じた、日本人俳優、上山草人(かみやまそうじん)のことを知りました。怪しい東洋人のポートレ...
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横濱王・原三渓が横浜に残した名園・三渓園を訪れる

人物

島村抱月、松井須磨子と出会い、作曲家への道を拓く中山晋平

『アンサンブル』|志川節子|徳間書店志川節子(しがわせつこ)さんの長編小説、『アンサンブル』(徳間書店)を読みました。本書は、童謡「シャボン玉」や「てるてる坊主」、ヤクルトスワローズの応援歌でも知られる新民謡「東京音頭」の作曲家、中山晋平(...