2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

戦国

人物

武人の魂を持ち、戦国を生きた絵師海北友松の生涯を描く

葉室麟さんの長篇時代小説、『墨龍賦(ぼくりゅうふ)』(PHP文芸文庫)を献本いただきました。本書は月刊文庫『文蔵』に連載された後、2017年2月にPHP研究所から単行本として刊行された作品の文庫化です。海北友松(かいほうゆうしょう)は、狩野...
人物

松阪で蒲生氏郷と本居宣長と三井高利をリスペクト

遅い夏休みをとって、名古屋へ行ってきました。あいにくの雨模様の中、今回は、三重県の松阪市(まつさかし)まで足を延ばしました。松阪は、名古屋から近鉄特急で70分ほどで、伊勢市の手前となります。ブランド牛肉「松阪牛(まつさかうし)」と、縞柄が特...
伝奇

新解釈の本能寺の変。森蘭丸を描くピカレスク小説

ハヤカワ時代ミステリ文庫の創刊第2弾、大塚卓嗣(おおつかたくじ)さんの長編歴史時代小説、『天魔乱丸』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を入手しました。著者は、『天衝 水野勝成伝』『宮本伊織』『くるい咲き 越前狂乱』など、戦国時代の個性的な武将を描...
戦国

信長さえ、いなければ…。翻弄された戦国“脇役”列伝

天野純希さんの戦国時代小説、『信長嫌い』(新潮文庫)を入手しました。2020年のNHK大河ドラマで明智光秀への関心が高まっています。ドラマでは、織田信長は敵役?として描かれるのでしょうか。光秀のほかにも、「信長嫌い」の武将たちが少なくありま...
伝奇

「2019年10月の新刊 中」をアップ

2019年10月11日から10月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2019年10月の新刊 中」を掲載しました。今回は、講談社文庫から刊行される、長谷川卓(はせがわたく)さんの長編伝奇時代小説『嶽神伝 風花 (上)』を紹...