2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

時代

幕末維新

アームストロング砲と佐賀藩

彰義隊の戦いについて調べているうちに、アームストロング砲のことが気になりだして、『アームストロング砲』(司馬遼太郎著)を入手した。アームストロング砲は、幕末随一の科学先進藩、佐賀藩で製造された高性能大砲のことで、彰義隊の戦いをわずか半日で壊...
人物

ランチェスター戦略と織田信長

衆院選挙の報道で、小泉首相の愛読書として『信長の棺』が紹介され、ベストセラーになっている。時代小説好きということを知っている周りの人から、もう読んだ?って聞かれて、少し困っている。未読のままだ。主義主張があってというわけではないので、近日中...
市井人情

「御宿かわせみ」の第二世代

平岩弓枝さんの『鬼女の花摘み 御宿かわせみ30』を読了。久々に読んだこともあるが、自分と同じように、登場人物たちも年を重ねたんだなあとしみじみと思った。るいや東吾、畝源三郎、麻生宗太郎らの子どもたちが、ただ成長したばかりでなく、立派に主役を...
市井人情

御宿かわせみの不思議

久々に『鬼女の花摘み 御宿かわせみ30』を読んでいる。物語の舞台となっている時代はいつなのか? おるいや東吾たちの年齢はいくつになったのか? 軍艦操練所に通っている東吾が、姫路藩で建造されたばかりの速鳥丸の操船指導に携わるというシーンが出て...

松本城と高島城

一泊二日で夏休みの旅行に行ってきた。JR中央本線を使って、一日目は松本、二日目は上諏訪を訪れる。昨年、長野・上田方面だったので、今度はぜひ松本をということで、行き先を決めた。松本では、『もっとソバ屋で憩う―きっと満足123店 (新潮文庫)』...