室町戦国時代のはじまり、応仁の乱 学生時代に日本史の授業で、応仁の乱(応仁元年・1467年)以降、政治が乱れて足利幕府が弱体化し、戦国時代に突入したというような講義を受けた。応仁の乱から信長の登場まで100年近くあったこともあり、ピンと来なかった。 その後、「時代小説SHO...室町戦国
室町斎藤道三は2人いた? 『ふたり道三』を入手した。暗殺と謀略を繰り返して美濃一国を盗み取った斎藤道三は、梟雄と呼ばれることが多い。司馬遼太郎さんの『国盗り物語』の主人公としても知られている。織田信長の舅としても知られる。 『剣豪将軍義輝』以来、読み味のよい時代小説... 2020.01.04室町戦国
幕末維新幕末の佐賀藩と葉隠 『アームストロング砲』は、英国のアームストロング社が開発したアームストロング砲を輸入し、その2年後に日本で初めて製造した佐賀藩のプロジェクトXを描いた短篇。長州藩や薩摩藩が尊皇攘夷や倒幕で燃え上がっている中で、中立を守り、ひたすら西洋風の富...幕末維新
幕末維新レスラーじゃない上田馬之助 司馬遼太郎さんの『アームストロング砲』に収録されている「斬ってはみたが」という短篇に、上田馬之助が登場する。上田馬之助といっても、「まだら狼」のニックネームを持ちヒール役として活躍された元プロレスラーの馬之助さんではない。馬之助さんは、19...幕末維新
ミステリー本能寺の変の新解釈 小泉首相の愛読書として、ベストセラーになった『信長の棺』は、やはり面白かった。桶狭間の合戦の謎から本能寺の変で信長の遺体喪失の謎までを、最新の信長研究に独自の解釈を加え、読みごたえのある作品になっている。 成功の最大の要因は、「信長公記」の...ミステリー戦国