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時代

伝奇

信濃一傳流の奥義と北辰一刀流

朝日新聞の土曜版beのインタビューに、『信長の棺』で一躍注目される作家の加藤廣さんが登場された。作品発表までのことが語られていて興味深いものだった。自身は信長よりも秀吉のほうが好きで、次回作はその秀吉を描いたものということで、期待できそう。...
伝奇

交代寄合伊那衆、座光寺為清

買いためていた本の中から、迷った末に佐伯泰英さんの『雷鳴』から読み進めることにした。講談社文庫でスタートした、「交代寄合伊那衆異聞」シリーズの第2弾である。 ファンにはよく知られていることだが、佐伯さんは「密命」「居眠り磐音江戸双紙」「吉原...
人物

河井継之助と越後長岡

寒波が日本海側を襲い、大雪と強風のため新潟で65万世帯が停電に見舞われた。奇しくも今朝の朝日新聞にJR東日本の「がんばってます!! にいがた」のキャンペーンの全面広告が掲載されていた。 新潟・長岡は、幕末の北越戊辰戦争、太平洋戦争の戦火、4...
人物

『真剣』と若き日の上泉伊勢守

新陰流の流祖上泉伊勢守信綱の生涯を描いた、海道龍一朗さんの『真剣―新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱』を読んでいる。 松本備前守政信の下で鹿島上古流と天真正伝香取神道流の剣の修行に明け暮れる若き日の信綱(源五郎)が生き生きと描かれていて、一級...
剣豪

背筋がピンと張った剣豪小説

海道龍一朗さんの『真剣 新陰流を創った男、上泉伊勢守信綱』を入手。作品は未読だったが、海道さんは2年前の単行本刊行時から、とても気になっていた作家である。新人作家なので、どのような形で読者の目を引くのか、興味深々でページをめくった。 目次に...