文学賞 風野さんの歴史文学賞作品、待望の文庫化 風野真知雄さんの『黒牛と妖怪』を読んだ。この短編集は、「黒牛と妖怪」「新兵衛の攘夷」「檻の中」「秘伝 阿呆剣」「爺」の五編の時代小説が収録されている。「耳袋秘帖」、「大江戸定年組」、「四十郎化け物始末」、「若さま同心徳川竜之助」など、多くの... 2020.03.18 文学賞明治武家
幕末維新 黒船騒乱の渦中で、部屋住剣士が活躍する痛快小説 その後も歯科治療を続けている。差し歯は仮歯を入れるが、接着が弱かったために、またぐらつきだして、ついには外れてしまう。ちょうどイベントの打ち上げの帰り、夜10時過ぎに駅のホームで電車を待っているときのこと。外れた歯を口から取り出して保管しよ... 2020.01.14 幕末維新痛快
ドラマ 大河ドラマ「天地人」がさらに面白くなる講座 歴史家の安藤優一郎さんは、『幕末下級武士のリストラ戦記』『江戸城・大奥の秘密』などの江戸時代をテーマにした著作で知られている。今年は戦国時代、とくに直江兼続にスポットを当てて講演や著作をされていくそうだ。幕末下級武士のリストラ戦記 (文春新... ドラマ戦国歴史読み物
大正・昭和 C・Wニコルの傑作海洋小説三部作の完結編 C・Wニコルさんの『特務艦隊』を読んだ。本書は、『盟約』『遭敵海域』に続く、日本帝国海軍軍人・銛一三郎(もりいちさぶろう)を主人公とした、海洋小説三部作の完結編である。本作で描かれている時代が大正時代であり、ジャンルでいえば時代小説には含め... 2020.04.24 大正・昭和海洋
城 北條氏の河越城の合戦を描く歴史時代小説 海道龍一朗(かいとうりゅういちろう)さんの『北條龍虎伝』を読んだ。2006年7月に新潮社より刊行された『後北條龍虎伝』を文庫化にあたり、改題したものだ。徳川家の前に江戸(武蔵国)を統治していたのは北條家である。しかし、長年、東京に住み、箱根... 城戦国