捕物 明治を舞台にした捕物小説と雅号 坂口安吾の『勝海舟捕物帖』を読んでいる。冒頭の「読者への口上」で作者により明かされているように、この捕物帖は五段からできている。勝海舟捕物帖 (人物文庫)作者: 坂口安吾出版社/メーカー: 学陽書房発売日: 2006/09メディア: 文庫 ... 捕物明治
ミステリー 京極小説の時代小説性 京極夏彦さんの『邪魅の雫』を読み始めた。京極堂シリーズの待望の新作である。新書判サイズで文字が二段組で800ページに及ぶ大長篇。今回もインパクトのあるブロック本スタイル。組版レイアウトも作者の京極さんが担当されている。邪魅の雫 (講談社ノベ... 2020.04.02 ミステリー大正・昭和妖・ホラー
捕物 勝海舟の迷探偵ぶりが魅力 坂口安吾さんの『勝海舟捕物帖』を読み始めた。『明治開化 安吾捕物帖』を改題したもので、坂口安吾生誕100年を記念して、人物文庫から刊行された時代ミステリーだ。勝海舟捕物帖 (人物文庫)作者: 坂口安吾出版社/メーカー: 学陽書房発売日: 2... 2020.03.15 捕物明治
幕末維新 幕末上海を舞台にした冒険小説 白石一郎さんの『生きのびる』を読み始めた。「横浜異人街事件帖」の第二弾にして、完結編になる作品だ。主人公の衣笠卯之助は、元南町奉行所定町廻り同心で、今は横浜で沖人足をするかたわら、神奈川奉行所与力塩田正五郎に頼まれて岡っ引きを務めている。横... 2019.12.20 幕末維新捕物痛快
市井人情 江戸の風俗が堪能できる捕物帳 東郷隆さんの『異国の狐』を読んでいる。幕末の江戸を舞台にした、芝神明の御用聞き・万吉親分が活躍する連作形式の捕物小説。万吉の水際立った捕物ぶりを描くともに、激動する時代の様子と江戸の風俗を映し出す作品になっていて、捕物帳の面白さが満喫できる... 市井人情幕末維新捕物