古墳・飛鳥・奈良 橘奈良麻呂の政変を蝦夷目線で描く 高橋克彦さんの『風の陣 』が刊行されてシリーズが完結した。これを機に、第1作の『風の陣 』から全5作を通して読んだ。風の陣[裂心篇]作者: 高橋克彦出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2010/09/08メディア: 単行本この商品を含... 2020.01.12 古墳・飛鳥・奈良
幕末維新 150年前の咸臨丸渡米の航海を描く時代小説 植松三十里(うえまつみどり)さんの『咸臨丸、サンフランシスコにて』を読みました。本書は、第27回歴史文学賞受賞作『桑港にて』を大幅に改稿して改題し、書き下ろし作品「咸臨丸のかたりべ」を加えて文庫化したものです。2010年、今年は咸臨丸渡米1... 幕末維新
古墳・飛鳥・奈良 千三百年前の奈良の都に思いを巡らせつつ 梓澤要(あずさわかなめ)さんの『阿修羅』を読み始めました。遷都1300年記念で今年注目されている、奈良。その奈良が最も輝いていた奈良時代を舞台にした時代小説です。興福寺の阿修羅像のモデルになったといわれるのは、若き日の橘奈良麻呂。本書の主人... 2020.05.27 古墳・飛鳥・奈良
捕物 「御宿かわせみ」明治編、ホームズっぽくなってきた 平岩弓枝さんの『花世の立春』は「新・御宿かわせみ」シリーズ(明治の「御宿かわせみ」)の第3弾。明治編になってからストーリー展開が速くて、文庫本化が待ちきれずに単行本で読んでいる。単行本ではお気に入りの蓬田やすひろさんの挿絵も入って楽しい。花... 捕物明治
伝奇 稀代の忍び・風魔の小太郎の生涯を描く大傑作 宮本昌孝さんの『風魔』を読んだ。文庫は上・中・下巻の三分冊だが、読み出したら止められない、一気読みをさせてしまう面白さだった。宮本作品では、『剣豪将軍義輝』や『ふたり道三』の系譜に通じる、スケール感、エンターテインメント性が堪能できる作品で... 2019.09.21 伝奇戦国