2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

鎌倉

人物

「利生」の国を成すために戦う後醍醐帝と正成、そして尊氏

『利生の人 尊氏と正成』|天津佳之|日本経済新聞出版天津佳之(あまつよしゆき)さんの長編歴史時代小説、『利生の人 尊氏と正成』(日本経済新聞出版)を入手しました。著者は、本作『利生の人 尊氏と正成』で、2020年に第12回日経小説大賞を受賞...
人物

頼朝、頼家、実朝、大姫…、源将軍家の闇に光を当てた連作集

『黄蝶舞う』|浅倉卓弥|PHP文芸文庫浅倉卓弥(あさくらたくや)さんの時代小説集、『黄蝶舞う』(PHP文芸文庫)を入手しました。2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、平安末から鎌倉前期を舞台にしています。ドラマを楽しむために、源...
人物

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」始まる前に、読みたい歴史小説

『修羅の都』|伊東潤|文春文庫伊東潤さんの長編歴史小説、『修羅の都』(文春文庫)を入手しました。2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」が2月14日(日)からスタートします。が、その次2022年の「鎌倉殿の13人」のことが気になって仕方が...
人物

禅僧・夢窓疎石の教えと「太平記」の世界を読み解く歴史小説

『夢窓(むそう)』服部真澄さんの長編歴史小説、『夢窓』(PHP研究所)を入手しました。鎌倉から南北朝時代の禅僧、夢窓疎石の生涯を描いた歴史小説。夢窓は、後醍醐天皇や足利尊氏、直義兄弟に崇敬された禅僧で、西芳寺や天龍寺の庭園の作庭をしたことで...
単行本

文芸の力で世を治めようと願う源実朝を描く、新人賞受賞作

『言の葉は、残りて』佐藤雫(さとうしずく)さんの長編時代小説、『言の葉は、残りて』(集英社)を入手しました。鎌倉幕府の三代将軍・源実朝を主人公に、頼朝の死後、繰り広げられた覇権争いを描いた歴史時代小説です。著者は、本作品(「海の匂い」を改題...