幕末維新 幕臣にとっての明治維新とは 以前から不思議に思っていたことがある。明治維新時、新政府に恭順を示した旧幕臣たちの心情と身の処し方について、どうもよくわからなかった。明治以後、官軍に抵抗して戦った幕臣たちはごくわずか。上野の山に籠もった彰義隊は二千人程度という。旗本・御家... 2020.03.13 幕末維新武家
伝奇 『安政五年の大脱走』の五十嵐貴久さんのコメント 『安政五年の大脱走』の著者の五十嵐貴久さんご本人から、ブログにコメントをいただいた。 安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫) 作者: 五十嵐貴久 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2005/04/01 メディア: 文庫 クリック: 13回 こ... 2020.01.13 伝奇幕末維新武家
人物 もっと読みたい、「勝海舟捕物帖」 坂口安吾の『勝海舟捕物帖』を読み終えた。 巻末に収録された縄田一男さんの解説によると、 さて、本書『勝海舟捕物帖』は、原題を『明治開化安吾捕物帖』といい、「小説新潮」の昭和二十五年四月号から二十七年八月号にかけて連載された二十話から成る連... 2020.11.07 人物幕末維新捕物
幕末維新 幕末上海を舞台にした冒険小説 白石一郎さんの『生きのびる』を読み始めた。「横浜異人街事件帖」の第二弾にして、完結編になる作品だ。主人公の衣笠卯之助は、元南町奉行所定町廻り同心で、今は横浜で沖人足をするかたわら、神奈川奉行所与力塩田正五郎に頼まれて岡っ引きを務めている。 ... 2019.12.20 幕末維新捕物痛快
市井人情 江戸の風俗が堪能できる捕物帳 東郷隆さんの『異国の狐』を読んでいる。幕末の江戸を舞台にした、芝神明の御用聞き・万吉親分が活躍する連作形式の捕物小説。万吉の水際立った捕物ぶりを描くともに、激動する時代の様子と江戸の風俗を映し出す作品になっていて、捕物帳の面白さが満喫できる... 市井人情幕末維新捕物