2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

幕末維新

人物

明治維新の礎を作った、名君・鍋島直正の見事な生涯を描く

『かちがらす 幕末の肥前佐賀』植松三十里(うえまつみどり)さんの長編歴史小説、『かちがらす 幕末の肥前佐賀』(小学館文庫)をご恵贈いただきました。幕末の肥前佐賀藩の藩主鍋島直正(閑叟)は、十一代将軍家斉の娘・お盛を正室にし、薩摩藩の島津斉彬...
人物

幕末から明治を生きた、絵師歌川芳藤の矜持と執念を描く

『おもちゃ絵芳藤』谷津矢車さんの長編時代小説、『おもちゃ絵芳藤』(文春文庫)を入手しました。本書は、2018年に第七回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞作です。江戸を代表する浮世絵師・歌川国芳の一門からは、歌川芳虎、歌川芳艶、落合芳幾、歌川芳藤...
医療

パンデミックを乗り切った「江戸の危機管理術」とは

『江戸幕府の感染症対策 なぜ「都市崩壊」を免れたのか』歴史家の安藤優一郎さんの歴史読み物、『江戸幕府の感染症対策 なぜ「都市崩壊」を免れたのか』(集英社新書)をご恵贈いただきました。歴史家である著者は、江戸時代の社会や経済、政治の仕組みを、...
人物

「2020年10月上旬の新刊(文庫)」をアップ

『おもちゃ絵芳藤』|文春文庫2020年10月1日から10月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年10月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、谷津矢車さんの『おもちゃ絵芳藤』(文春文庫)を取り上げます。著者は...
単行本

第26回中山義秀文学賞候補作決定。11月に公開最終選考会

9月14日(月)、第26回中山義秀文学賞(主催:中山義秀顕彰会、共催:白河市および中山義秀記念文学館)の第二次選考会において、最終候補3作品が決定しました。今村翔吾さんの『八本目の槍』(新潮社)、木下昌輝さんの『まむし三代記』(朝日新聞出版...