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幕末維新

人物

幕末から明治を生きた、絵師歌川芳藤の矜持と執念を描く

『おもちゃ絵芳藤』 谷津矢車さんの長編時代小説、『おもちゃ絵芳藤』(文春文庫)を入手しました。 本書は、2018年に第七回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞作です。 江戸を代表する浮世絵師・歌川国芳の一門からは、歌川芳虎、歌川芳艶、落合芳幾、歌...
医療

パンデミックを乗り切った「江戸の危機管理術」とは

『江戸幕府の感染症対策 なぜ「都市崩壊」を免れたのか』 歴史家の安藤優一郎さんの歴史読み物、『江戸幕府の感染症対策 なぜ「都市崩壊」を免れたのか』(集英社新書)をご恵贈いただきました。 歴史家である著者は、江戸時代の社会や経済、政治の仕組み...
人物

「2020年10月上旬の新刊(文庫)」をアップ

『おもちゃ絵芳藤』|文春文庫 2020年10月1日から10月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年10月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。 今回は、谷津矢車さんの『おもちゃ絵芳藤』(文春文庫)を取り上げます。 ...
単行本

第26回中山義秀文学賞候補作決定。11月に公開最終選考会

9月14日(月)、第26回中山義秀文学賞(主催:中山義秀顕彰会、共催:白河市および中山義秀記念文学館)の第二次選考会において、最終候補3作品が決定しました。 今村翔吾さんの『八本目の槍』(新潮社)、木下昌輝さんの『まむし三代記』(朝日新聞出...
女性

疫病も大地震も乗り越え、しなやかに生きる、下級武士の娘

『御徒の女』 中島要(なかじまかなめ)さんの長編歴史小説、『御徒の女』(実業之日本社文庫)を入手しました。 著者は、「着物始末暦」シリーズをはじめ、江戸の市井に暮らす人々を描いた人情小説で活躍しています。江戸の女性を描くことでも定評がありま...