シェア型書店「ほんまる」で、「時代小説SHOW」かわら版を無料配布

江戸

剣豪

小判改鋳と一放流剣術

『竜門の衛 (徳間文庫)』以降、幕府内の権力闘争を題材にした伝奇小説を次々と発表している上田秀人さん。彼の作品はいずれも読み出したら止められない、ノンストップエンターテインメント時代小説ばかり。最新文庫の『破斬―勘定吟味役異聞 (光文社時代...
市井人情

十干って難しくて苦手

宇江佐真理さんの最新文庫『涙堂 琴女癸酉日記 (講談社文庫)』を入手する。タイトルに書かれた「癸酉(きゆう)」は十干と十二支を組み合わせて表記する干支で、「みずのと・とり」のこと。とはいえ、何番目を指すのかよくわからない。 古代の中国の思想...
捕物

揚羽の蝶と朝鮮朝顔

帰省先で、佐藤雅美さんの『揚羽の蝶 半次捕物控(上) (講談社文庫)』『揚羽の蝶 半次捕物控(下) (講談社文庫)』を一気に読了する。第1作の『影帳 半次捕物控 (講談社文庫)』と第3作の『命みょうが 半次捕物控 (講談社文庫)』を読んでい...
市井人情

久々の帰省に持っていく本

久々に、祖先の墓参りを兼ねて1泊2日で生家に帰省することになった。もともと田舎や地元での人付き合いが苦手であまり帰省しないほうであったが、今回も2年ぶりである。親不孝を重ねているが、両親が老齢ということもあり、少しゆっくりと話をしてみよう。...
剣豪

刺客は小説の中だけで

佐伯泰英さんの「酔いどれ小籐次留書」シリーズの最新刊『一首千両 (幻冬舎文庫―酔いどれ小籐次留書)』を入手する。多くの人気時代小説シリーズをもつ、佐伯さんの中で、もっともオリジナリティのある主人公が登場し、第一作での鮮烈でスケールの大きな活...