2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

文学賞

ミステリー

撞くか、やめるか? 欲に塗れた人間たちを翻弄する運命の鐘

『無間の鐘』|高瀬乃一|講談社『貸本屋おせん』で第12回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞した高瀬乃一(たかせのいち)さん。今度は、『無間の鐘』(講談社)で、第13回日本歴史時代作家協会賞作品賞の候補に選ばれました。本書については、新刊刊行...
ミステリー

南部藩を揺るがす、家康拝領の虎脱走をめぐる歴史ミステリー

『虎と十字架 南部藩虎騒動』|平谷美樹|実業之日本社平谷美樹(ひらやよしき)さんの『虎と十字架 南部藩虎騒動』(実業之日本社)が、第13回日本歴史時代作家協会賞作品賞にノミネートされました。著者は、岩手県出身で現在も同県に居住されています。...
ミステリー

「大衆文芸」夏号の西村京太郎三回忌特集と編集人平野周さん

「大衆文芸」2024年夏号|新鷹会財団法人新鷹会が発行する会報誌「大衆文芸」2024年夏の号が届きました。新鷹会(しんようかい)は、1940年(昭和15年)に、作家長谷川伸さんを中心にして、新しい文学の創造と開拓をめざした当時の新人たち村上...
お知らせ

第13回日本歴史時代作家協会賞の候補作品が発表されました

2024年6月20日(木)、日本歴史時代作家協会より、第13回日本歴史時代作家協会賞の新人賞、文庫書き下ろし新人賞、作品賞の候補作品が発表されました。各部門の候補ともに、どの作品が受賞しても不思議ではない力作、秀作ぞろいです。ぜひ、この機会...
人物

この世の全て知り尽くす、南方熊楠の数奇な運命を描く

『われは熊楠』|岩井圭也|文藝春秋6月13日(水)に、第171回直木賞候補作品が発表になりました。今回、歴史時代小説からは、岩井圭也さんの『われは熊楠』(文藝春秋)がノミネートされました。本書は、著者の初めての歴史小説です。博物学者で、生物...