2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

文学賞

単行本

油屋の放蕩息子が不審死。遠野屋には甘く危険な新たな取引が——

『春立つ風』|あさのあつこ|光文社あさのあつこさんの「弥勒」シリーズの第13巻、『春立つ風(はるたつかぜ)』(光文社)を紹介します。この「弥勒」シリーズは、鬼神のような鋭い洞察力をもつ定町廻り同心・木暮信次郎と、人情に厚く経験豊富な岡っ引・...
単行本

アイヌと和人の和睦を目指す、悪党アイヌと蠣崎の娘の大冒険

円かなる大地|武川佑|講談社武川佑(たけかわ・ゆう)さんの 『円かなる大地(まどかなるだいち)』(講談社)を紹介します。著者は2016年、「鬼惑い」で第1回「決戦!小説大賞」奨励賞を受賞し、甲斐武田氏を描いた『虎の牙』でデビューしました。同...
中国

「時代小説●2025年3月中旬の新刊情報(文庫)」を公開

『上海灯蛾』|上田早夕里|双葉文庫2025年3月11日から3月20日に刊行予定の文庫新刊情報として、 「2025年3月中旬の新刊(文庫)」を公開いたしました。今回、特に注目したいのは、上田早夕里(うえだ・さゆり)さんによる歴史エンターテイン...
ミステリー

幕末横浜、密室と化した遊廓で、国境を越えた愛と死の謎を解く

遊廓島心中譚|霜月流|講談社少し前に読んだ本ですが、紹介する機会がないまま年を越してしまいました。申し訳ありません。今回取り上げるのは、第70回江戸川乱歩賞を受賞した霜月流(しもつき・りゅう)さんの『遊廓島心中譚』(講談社)です。私、理流は...
市井人情

「時代小説●2025年1月中旬の新刊情報(文庫)」を公開

『深川青春捕物控(一) 父と子』|東圭一|時代小説文庫2025年1月11日から1月20日に刊行予定の文庫新刊情報として、 「2025年1月中旬の新刊(文庫)」を公開いたしました。今回特に注目したいのは、東圭一(あずま・けいいち)さんによる文...