名作、古典
凄腕剣士・じゃが太郎兵衛の痛快な時代アクションが炸裂
『素浪人無惨帖』|島田一男|春陽文庫 今回は、時代小説文庫の老舗である、春陽文庫から復刊された、島田一男(しまだかずお)さんの『素浪人無惨帖』を紹介します。 京都市出身の著者は、「満洲日報」の従軍記者を経て、戦後にその経験を生かして、新聞記...
人気シリーズ「慶次郎縁側日記」、幻の名作長編が初の文庫化
『雪の夜のあと 慶次郎縁側日記』|北原亞以子|朝日文庫 北原亞以子さんの長編時代小説、『雪の夜のあと 慶次郎縁側日記』(朝日文庫)を紹介します。 朝日文庫の復刊企画と勘違いしてしまい、新刊からから1年遅れとなってしまいました。スミマセン(ペ...
捕物史に残る、文豪が手掛けた捕物綺譚、オンデマンドで復刊
『幻の義賊』|大佛次郎|捕物出版 大佛次郎(おさらぎじろう)さんの捕物小説、『幻の義賊』オンデマンド本を紹介します。 著者は、1897年に神奈川県に生まれました。 1927年に少年向けの鞍馬天狗もの『角兵衛獅子』を発表し、1965年まで書き...
ピカレスク伝奇小説の白眉『白波五人帖』と春陽文庫復刊の理由
『白波五人帖』|山田風太郎|春陽文庫 前回に続いて今回も昨秋9月に復刊された、春陽文庫から、山田風太郎さんの伝奇時代小説『白波五人帖』を取り上げてみたいと思います。 作品紹介の前に、春陽堂書店の営業部のKさんに、書籍販売が必ずしも好況ではな...