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白石一郎

作家

忘れられない時代小説作家

白石一郎さんの『東海道をゆく』は、福岡藩の名物老人十時半睡とともに江戸時代の東海道を旅できて楽しかった。 とはいえ、読み進めて紙数が少なくなるにつれて、淋しく何とも言えない喪失感にとらわれた。そして、十時半睡の東海道の旅は、ほぼ中間の新居の...