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花鳥の乱 利休の七哲

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花鳥の乱 利休の七哲
花鳥の乱 利休の七哲
(かちょうのらん りきゅうのしちてつ)
岳宏一郎
(たけ こういちろう)
[戦国]
★★★☆☆

マガジンハウス社らしいおしゃれな装幀の本。写真ではわかりにくいが、表紙に利休と七哲がエッチング風に描かれている。
反乱の理由がわかりにくかった荒木村重や、いつもチラッとしか登場しない青年武将・蒲生氏郷、名前しか知らなかった古田織部らの生きざまがきっちり描かれていて面白かった。
七哲を通して、利休をはじめ、信長、秀吉、家康の実像が浮き彫りにされている。

物語●桃山時代は茶の湯という文化が、政治や経済より上位だった。茶頭である利休の影響力は、関白秀吉と匹敵するほどであった。この激動の時代に「利休の七哲」と呼ばれる大名の高弟たちがいた。そんな男たちの生き方を綴った物語だ。

目次■巻の一 風の武士 荒木村重/巻の二 天上の城 高山右近/巻の三 花の下 織田有楽斎/巻の四 早舟の客 蒲生氏郷/巻の五 雨の中の犬 細川忠興/巻の六 加賀の狐 前田利長/巻の七 美の巡礼 古田織部

装幀:細山田光宣/米倉英弘
装画:北小路延子
時代:「風の武士」天正四年。「美の巡礼」慶長二十年
(マガジンハウス・1400円・97/5/22第1刷、・216P)
購入日:97/8/2
読破日:97/8/10

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