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野獣めざむる

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野獣めざむる

(やじゅうめざむる)

高橋直樹

(たかはしなおき)
[伝奇]
★★★☆☆

祥伝社文庫15周年記念特別企画の一冊。書下ろしで400円の文庫本。山村を舞台にした異色時代ホラー。ページ数が少なくすぐ読めた。

山間の寒村を舞台に、狂気と極限状態におかれた人間模様を、スピーディーに緊迫感あるストーリー展開で描いた伝奇小説。

戦国時代の「金塊伝説」と抑圧された人間の獣性がテーマの作品。

物語●旗本の次男坊井倉甲子太郎は、高山町年寄川上家のひとり娘で、許婚の美代と婚礼のために、飛騨国高山を目指した。途中、山間のわずかな隙間にへばりついたような寒村・小名栗村で、崖崩れのために、閉じ込められてしまった…。

目次■なし

カバーデザイン:野津明子(芹澤泰偉事務所)
時代:明記されず(江戸中後期か)
場所:飛騨国・小名栗村ほか
(祥伝社文庫・381円・00/11/10第1刷・156P)
購入日:00/10/31
読破日:00/11/03

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