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手跡指南 神山慎吾

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手跡指南 神山慎吾(講談社文庫)
手跡指南 神山慎吾

(しゅせきしなん かみやましんご)

佐藤雅美

(さとうまさみ)
[武家]
★★★★

中さんの表紙に惹かれ購入。

市井ものでゆくのかと思わせる鮮やかな出だし。第二章からお家騒動ものへと展開していく。慎吾ののほほんぶりが作品を明るくしていていい。ほかの登場人物が魅力的でドラマ化してほしい作品。

物語●公金横領の罪で国家老の父が切腹。故国臼隈を追われるように江戸へ出て手習塾の師匠として市井に生きる決意をした慎吾の長屋へ、夜分お高祖頭巾の女が訪ねてくる。退隠させられた先殿(松園)が、侍女を使って慎吾をお家騒動の渦中に巻き込もうとする。
子連れで入門してきた手習子をめぐる騒動が発端。

ドラマ化するならこの配役:神山慎吾(野村宏伸)、宮川鈴(鶴田真由)、宮川寛斎(神山繁)、宮川清(白川由美)、荒木大膳(宍戸錠)、溝口左京(益岡徹)、天満屋五兵衛(長塚京三)、狭間松園(橋爪功)、馬瀬村の文蔵(斉藤洋介)、神山織部(江守徹)、狭間右京(細川俊之)ほか

装画:中一弥
装丁:熊谷博人
舞台:嘉永。江戸堀江町と豊後臼隈
(講談社・1700円・96/8/20)
購入日:1996/8/24
読破日:1996/8/24

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