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火頭 密命・紅蓮剣

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火頭 密命・紅蓮剣

(かとう・みつめい・ぐれんけん)

佐伯泰英

(さえきやすひで)
[剣豪]
★★★★

大岡越前の懐刀となった、金杉惣三郎が活躍する、『密命』シリーズ第5弾。大岡越前守による、町火消制の設立をテーマに描かれていて興味深い。現在の感覚から良い制度だから万人に受け入れられたものと思っていたが、反対するものたちが、やはりいたんだなあ。

物語●火頭の歌右衛門に率いられた凶徒たちが、両替商を襲い、家族と奉公人を皆殺しにした上で、金蔵を破り、火付けをした。南町奉行所の近くの凶行に、大岡越前守忠相自ら出馬した。凄惨な現場には、甘酸っぱい匂いと、墨痕あざやかに「いろは4十七文字 揃えてみても 消すに消されぬ大岡の水」の木札が残されていた。大岡越前が全力を挙げて取り組む町火消制の設立をあざ笑うかのような戯れ歌である…。

目次■序章/第一章 大川端の猪鍋/第二章 車坂の小蝮/第三章 鍾馗の昇平/第四章 鹿島の若武者/第五章 町火消誕生/第六章 みわの手柄/解説 細谷正充

カバーデザイン:中原達治
解説:細谷正充
時代:享保四年(1719)暮れ
場所:新両替町、芝神明宮、七軒町、芝片門前町、数寄屋橋、元飯田町、飯倉片町、車坂、双葉町、目黒明王院、南八丁堀ほか
(祥伝社文庫・600円・01/08/05第1刷・380P)
購入日:01/10/07
読破日:01/11/23

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