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幕末暗号戦争

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幕末暗号戦争幕末暗号戦争
(ばくまつあんごうせんそう)
永井義男
(ながいよしお)
[幕末]
★★★☆☆☆

いつも感心するところだが、永井さんの目の付け所はいい。今回もタイトルを見た瞬間読んでみたくなった。しかも題材は、「桜田門外の変」にまつわる暗号といえば…。時代小説とミステリーの融合が楽しめる。徳川斉昭が考案した神発仮名(しんぱつがな)というのが面白かった。

従来の史観のせいか、井伊直弼というと、どうも悪いイメージしかないが、今度は舟橋聖一さんの『花の生涯』を読んでみようと思う。

物語●関東取締出役の石毛市之丞と佐々木銀四郎は、大老・井伊直弼の側近・宇津木六之丞の命で、水戸街道の新宿に訪れた。水戸街道筋で水戸家の情報収集に当たれというものだった。そこで、二人は、近在の百姓の老人・伝兵衛と知り合う。彼には不思議な能力があった…。

目次■なし

装幀:菊地信義
時代:安政五年(1858)
場所:外桜田、新宿(葛飾)、赤坂田町、千住、水戸
(幻冬舎・1,600円・99/01/05第1刷・300P)
購入日:98/12/23
読破日:99/01/02

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