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降魔の剣 日向景一郎シリーズ2

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降魔の剣 日向景一郎シリーズ2降魔の剣 日向景一郎シリーズ2
(ごうまのけん・ひなたけいいちろうしりーず2)
北方謙三
(きたかたけんぞう)
[剣豪]
★★★★☆

日向(ひなた)流の創始者の孫で非情の剣法者・日向景一郎が斬りまくるシリーズ第2弾。妖刀「来国行(らいくにゆき)」が冴える、ハードボイルド剣豪小説。スピーディーでダイナミズムに溢れる現代的な作品。

今回、御禁制の薬物「阿芙蓉(あふよう)」が事件の鍵を握る。北町奉行所臨時廻り同心・保田新兵衛が主人公たちに絡む、狂言廻し的な役割を演じるが、いい味を出している。とくに鉄馬との絡みがいい。

物語●黙々と土を揉み、窯の火を見つめている焼物師。その正体は、剣法者・日向景一郎。第1作から5年が立ち、森之助は五歳になり、景一郎の弟として育てられ、伯父の小関鉄馬と起居をともにしていた。ある日、彼らが住む薬種屋・杉屋清六の向島の寮に、漁師あがりの若い男が傷を負って運び込まれてきた…。

目次■第一章 白日/第二章 かたち/第三章 茸/第四章 罅/第五章 淵/第六章 鬼/第七章 両断/解説 小梛治宣

カバー装画:宇野亞喜良
カバーレイアウト:宇野亞喜良
解説:小梛治宣
時代:水野出羽守が老中のころ
場所:品川猟師町、浅草田原町、向島、花川戸、湯島天神下、佃島ほか。(新潮文庫・514円・00/03/01第1刷・329P)
購入日:00/03/05
読破日:00/03/19

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