[amazon_image id=”4331608905″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]刺客、江戸城に消ゆ (廣済堂文庫)[/amazon_image]
刺客、江戸城に消ゆ
(しかく、えどじょうにきえゆ)
(かぜのまちお)
[忍び]
★★★★
♪八代将軍吉宗時代を舞台に、お庭番と同心伊賀衆の抗争を描く、伝奇小説。
伊賀・赤目出身の若者・コノハズクの魅力が圧倒的。伊賀の四天王との対決や、江戸城内でのサバイバル術など興味深い。
物語●大事な任務はお庭番に奪われ、大奥の警備をする伊賀同心たちは、無用の物として女たちにも馬鹿にされていた。このていたらくぶりを憤り、四人の伊賀者(水の伊平、屋根の余四郎、手裏剣儀助、走りの喜三太)は、伊賀者の価値を知らしめる秘策を練り上げた。
走りの喜三太は、伊賀・赤目の里に、作戦の鍵を握る若い男を探しに来た。この里でいちばんに有力な忍び・門林甚佐は、猟をして生計をたてているコノハズクという若者を薦めた…。