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刺客、江戸城に消ゆ

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刺客、江戸城に消ゆ

(しかく、えどじょうにきえゆ)

風野真知雄

(かぜのまちお)
[忍び]
★★★★

八代将軍吉宗時代を舞台に、お庭番と同心伊賀衆の抗争を描く、伝奇小説。

伊賀・赤目出身の若者・コノハズクの魅力が圧倒的。伊賀の四天王との対決や、江戸城内でのサバイバル術など興味深い。

物語●大事な任務はお庭番に奪われ、大奥の警備をする伊賀同心たちは、無用の物として女たちにも馬鹿にされていた。このていたらくぶりを憤り、四人の伊賀者(水の伊平、屋根の余四郎、手裏剣儀助、走りの喜三太)は、伊賀者の価値を知らしめる秘策を練り上げた。
走りの喜三太は、伊賀・赤目の里に、作戦の鍵を握る若い男を探しに来た。この里でいちばんに有力な忍び・門林甚佐は、猟をして生計をたてているコノハズクという若者を薦めた…。

カバーイラスト:毛利彰
カバーデザイン:桜井勝志
時代:寛延三年(1750)春
場所:半蔵門外麹町、伊賀・赤目、亀山、品川、江戸城ほか
(廣済堂文庫・552円・01/10/01第1刷・273P)
購入日:01/11/03
読破日:01/12/10

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