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亜州黄龍伝奇(5)特別篇 隋唐陽炎賦

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隋唐陽炎賦―亜州黄龍伝奇〈5〉 (徳間文庫)
亜州黄龍伝奇(5)特別篇 隋唐陽炎賦

(あしゅうこうりゅうでんき5 とくべつへん ずいとうようえんふ)

狩野あざみ

(かのうあざみ)
[中国]
★★☆

1カ月ぶりの時代小説。何をしていたかっていうと、京極夏彦にハマってしまったのだ。昭和20年代の後半が舞台ということで、無理をすれば時代小説? いや、同時代を生きた人が生存しているうちは時代小説とはいえないか。

続いてハマったのが狩野あざみの「亜州黄龍伝奇」シリーズだった。黄龍とその眠りを守る四聖獣(青龍、白虎、朱雀、玄武)の生まれ変わり?がエネルギッシュな香港の街を縦横無尽に動き回る快連作。本作は、その番外編で時代を隋唐に移すが、主人公の李密に親近感をもてず、いまいち乗れない消化不良か。

装幀:真野薫、イラスト:塚本俊昭
舞台:唐初の李淵の頃
(徳間書店・トクマ・ノベルズ・750円・94/6/30)※トクマ・ノベルズ版は絶版
購入日:1996/8/1
読破日:1996/8/5

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