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はやぶさ新八御用旅 東海道五十三次

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はやぶさ新八御用旅―東海道五十三次はやぶさ新八御用旅 東海道五十三次
(はやぶさしんぱちごようたび・とうかいどうごじゅうさんつぎ)
平岩弓枝
(ひらいわゆみえ)
[道中もの]
★★★★

『はやぶさ新八』の最新作は東海道行という新趣向。旅情も楽しめて、東海道四百周年にふさわしい一冊。
根岸肥前守の密命を帯びて京都に旅立つ隼新八郎。謎の姫君や商人の一人娘、遊芸の師匠ら、美女たちに囲まれながら旅を進めるのが何とも華やか。『はやぶさ』ファミリーの小かんも登場し、活躍。
『はやぶさ新八』シリーズの年代推定が間違っていたようなので、時間があるときにもう一度検証してみたい。

物語●南町奉行内与力隼新八郎は、京の一条家御用人まで根岸肥前守の代人として祝物を届けるために、京上りをすることになり、下僕の治助とともに江戸を旅だった。
品川宿で、同心の大竹金吾の見送りを受け、「お姫さんは駕籠です。お供は女二人、男二人。人目を避けての道中といった感じでした」という報告を受けた。実は新八郎はもう一つの密命を帯びての京上りだった…。

目次■江戸より箱根二十四里二十八丁/箱根より江尻十七里七丁/江尻より藤枝八里四丁/藤枝より浜松十四里三十四丁/浜松より二川六里/二川より宮十五里十七丁/宮より四日市十里八丁(内 海上七里)/四日市より京二十六里十八丁(但し途中追分より白子まで廻り道を除く)

装画:西のぼる
装丁:熊谷博人
時代:文化四年頃?
場所:江戸・数寄屋橋、品川、戸塚、小田原、箱根、千本松原、由井、府中、鞠子、宇津ノ谷峠、藤枝、大井川、佐夜中山、袋井、浜松ほか。
(講談社・1,500円・01/03/10第1刷・249P)
購入日:01/03/17
読破日:01/05/25

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