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赤壁の宴

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赤壁の宴
赤壁の宴

(せきへきのえん)

藤水名子

(ふじみなこ)
[中国]
★★☆☆☆

あまり好きな表現ではないが、少女マンガを思わせる作品。主人公周瑜の深層心理を描くきめ細かさは、作者ならではのものか。しかし、「三国志」のもつ骨太さ、ダイナミズムが薄められているのが残念。

物語●中国の後漢末、群雄割拠の時代にきら星のごとく現れた眉目秀麗な呉の武将孫策。彼に幼少から従い、補佐した周瑜。宿敵曹操の大軍に立ち向かう少数精鋭の呉軍。中原の覇をかけ、赤壁の戦いの火ぶたが、切って落とされようとしていた。孫策と周瑜の若き二人の獅子を叙情深く見事に描ききった「三国志」絵巻!

カバー装画・装幀:西のぼる
解説:清原康正
時代:中国・建安二年(197)
(講談社文庫・600円・1997/03/15)
購入日:1997/03/15
読破日:1997/03/21

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