『文蔵 2013.3』(PHP研究所・PHP文芸文庫)が家に届く。
今号の特集は、現代ものとは一味違う“宮部ワールド”を堪能する 宮部みゆき「時代小説」の世界 だ。
宮部さんといえば、来週、『文蔵』に連載していた時代小説『桜ほうさら』が単行本にまとまり刊行される。深川を舞台に、御家騒動に巻き込まれ切腹した父の汚名をそそぐべく、江戸へ出てきた主人公の恋と家族愛を描く物語。
特集では、宮部さんのインタビューと『桜ほうさら』の作品ガイド、時代小説作品16のブックガイドを収録している。文芸評論家の末國善己さんが解説されていて読み応えがある。また、宮部さんの作品を読んでみたくなった。