『母子月 神の音に翔ぶ』|麻宮好|小学館
2月3日(土)の東京新聞朝刊(中日新聞は2月4日)の読書面の「推し時代小説」のコーナーで、おすすめの時代小説を紹介させていただきました。
「推し時代小説」は、旬のおすすめの作品を紹介していくコーナーです。
今回、紹介したのは、麻宮好(あさみやこう)さんの『母子月 神の音(ね)に翔ぶ』(小学館)です。
2022年、「泥濘(ぬかるみ)の十手」(単行本刊行時に『恩送り 泥濘の十手』に改題)で第1回警察小説新人賞を受賞してデビューした、著者の3冊目の時代小説です。
34年前に師匠が舞台上で毒殺された因縁の芝居上演に、再起をかける女形二代瀬川路京。芝居町に、かつての事件の関係者たちが集まってきて……。江戸の市村座を舞台に描く、歌舞伎ミステリーは、親子の情愛を描いた人情小説の佳品でもあります。
舞台で横死した歌舞伎女形。三十四年ぶりの再演で真相に迫る
『母子月 神の音に翔ぶ』|麻宮好|小学館2022年、「泥濘の十手」(単行本刊行時に『恩送り 泥濘の十手』に改題)で第1回警察小説新人賞を受賞してデビューした、超新星、麻宮好(あさみやこう)さん。本書、『母子月 神の音に翔ぶ(ははこづき かみ...
■今回取り上げた本
麻宮好|時代小説ガイド
麻宮好|あさみやこう|時代小説・作家群馬県生まれ。大学卒業後、会社員を経て、塾講師をつとめる。2020年、第1回日本おいしい小説大賞の応募作『月のスープのつくりかた』を改稿して、デビュー。2022年、『恩送り 泥濘の十手』で第1回警察小説新...
東京新聞掲載「推し時代小説」バックナンバー
東京新聞(中日新聞)読書欄「推し時代小説」コーナーの紹介東京新聞・土曜日(中日新聞は日曜日)の読書欄「推し時代小説」のコーナーを、細谷正充さん、内藤麻理子さんらと順番に担当しています。