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「2023年8月上旬の新刊(文庫)」をアップ

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『天離り果つる国(上)(下)』|宮本昌孝|PHP文芸文庫

天離り果つる国(上)2023年8月1日から8月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2023年8月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました

今月の注目しているのは、PHP文芸文庫から刊行される、宮本昌孝(みやもとまさたか)さんの歴史時代小説、『天離り果つる国(上)(下)』です。

本書は、書評家や書店員など時代小説のプロが推す、『この時代小説がすごい! 2022年版』で、単行本部門で第1位に選ばれた作品の文庫化。エンタメ時代小説の名作で、この夏、読んでおきたい一冊。

戦国武将が喉から手が出るほど欲しいものは、金銀と、鉄炮火薬に欠かせない塩硝。それらは飛騨の「天離る地」で豊富に産するという。
宝の眠る里を我が物にしようと企む、織田・上杉・本願寺……。そんななか、天下布武へ邁進する織田信長によって白川郷に送り込まれたのが、津田七龍太である。天才軍師・竹中半兵衛の愛弟子だ。
“天空の城”とも言われる帰雲城に拠って、白川郷を治めるのは内ケ嶋氏理。氏理には、野生的な魅力あふれる娘・紗雪がいた。美しき山河と麗しき人々に魅せられた七龍太は、領民の平穏な生活を守るため、内ケ嶋の最強の姫武者・紗雪とともに立ち上がる。
そこには、七龍太の出生に関わる、思いがけない出逢いも待っていた。

(『天離り果つる国(上)』(PHP文芸文庫)Amazonの内容紹介より)

金銀や煙硝というお宝が眠る飛騨の「天離る地」。織田、上杉、本願寺など戦国武将らが我が物にしようと企む中、織田信長によって、竹中半兵衛の愛弟子津田七龍太が送り込まれます。

七龍太は、飛騨の白川郷を治める小大名の内ケ嶋氏理の娘、紗雪と出会い、美しき山河とそこで暮らす人々に見せられ、領民たちと立ち上がります。

読みだしたら止められない、ノンストップの歴史エンターテインメントをご堪能ください。
当サイトでも、2020年の単行本ベスト10の第1位に推しました。

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『天離り果つる国(上)』(宮本昌孝・PHP文芸文庫)
『天離り果つる国(下)』(宮本昌孝・PHP文芸文庫)
『この時代小説がすごい! 2022年版』(『この時代小説がすごい!』編集部編集・宝島社)


宮本昌孝|時代小説ガイド
宮本昌孝|みやもとまさたか|時代小説・作家 1955年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業。手塚プロ勤務などを経て、執筆稼業に専念。 1995年、『剣豪将軍義輝』で一躍脚光を浴びる。 2015年、『乱丸』で第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を...