『虎と十字架 南部藩虎騒動』|平谷美樹 |実業之日本社
2023年7月1日から7月末日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2023年7月の新刊(単行本)」を掲載しました。
今月は、実業之日本社から刊行される、平谷美樹(ひらやよしき)さんの歴史時代小説、『虎と十字架 南部藩虎騒動』を紹介します。
徳川家康から南部藩に拝領され、盛岡城内で飼われていた虎二頭、乱菊丸と牡丹丸が檻から飛び出した。
徒目付の米内平四郎は城下町に逃げた乱菊丸を見事に生け捕りするが、牡丹丸は傍若無人の若殿・南部利直に鉄砲で撃ち殺されてしまう。
平四郎が城に駆け付けると檻の見張りをしていた番人は絶命していた。
責任を取って腹を斬ったと思われたが、その死因には不審な点が。
さらに檻の中にいるはずの囚人の死体が消えていた!
若殿の乱心か、領内のキリシタンの仕業か、それとも――
密命を受けた平四郎が藩を揺るがす大騒動の謎に挑む!(『虎と十字架 南部藩虎騒動』Amazon内容紹介より)
江戸時代初期の盛岡藩南部家を舞台に、家康から贈られた虎の脱走事件と、消えた死体の行方を追う歴史時代ミステリーです。
岩手県出身で現在も岩手県に在住している著者には、幕末近くの江戸後期に盛岡藩内で起こった百姓一揆を描いた歴史小説『大一揆』もあります。こちらもおすすめです。
単行本★2023年7月の新刊
単行本★時代小説新刊情報|2023年7月の新刊(1日→末日) 2023年7月1日から7月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンク...
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『虎と十字架 南部藩虎騒動』(平谷美樹・実業之日本社)
『大一揆』(平谷美樹・角川文庫)
平谷美樹|時代小説ガイド
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