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文学フリマ東京に、初めて行ってきました

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文学フリマ東京36(2023/5/21)晴れた5月の日曜の午後、東京流通センターで開催された文学フリマ東京36(日時:2023年5月21日 12:00-17:00)に一人で行ってきました。

「文学フリマ」に行くのは、今回初めてで、期待に胸を膨らませながら、モノレールの流通センター駅を降りて、人波に付いていくと、すぐに会場へ到着。

今回の目的は、
1.文学フリマなるものを体験すること
2.お世話になっている時代小説関係の出店者にご挨拶すること
3.会場ならではの物をゲットすること

第一展示場内に入ってビックリ。人、人、人、人がいっぱい。どこにお目当てのブースがあるが全く分からず、どこから見ていいのかも分からず、しばし呆然。とりあえず、知っている顔がないかと入り口近くから空いていそうな奥の方へと移動しました。

文人墨客」のかみきり仁左衛門さんと文芸評論家の細谷正充さんを発見。
かみきりさんが装画を担当された、塚本靑史さんの中国歴史小説『玄宗皇帝』をゲットしました。

文学フリマの後、有楽町の東京交通会館2Fギャラリーで開催中(~5月27日)の「かみきり仁左衛門 切り絵練習帳原画展」(同時開催「細谷正充邸・蔵書探訪写真展」)を見に行きました。

細谷さんは時代小説の大先達で、4月から一緒に東京新聞の「推し時代小説」のコーナーをやらせていただいています。
一度、細谷さんの蔵書を見に行きたいなあと思っています。
まるで「夢の図書館」で何時間いても飽きないだろうと。

途中、知人と間違えて、全く知らないブースの人に名刺を渡して話しかけるチョンボも。対応いただいた方、(舞い上がっていて間違ったことを伝えられず)ごめんなさい。

気を取り直し、「操觚の会」のブースは、坂井希久子さん、千葉ともこさん、谷津矢車さんが接客。

坂井さんの新刊『蓮の露 花暦居酒屋ぜんや』にサインをいただき、千葉さんの短編「三尾の盗賊」が掲載された「オール讀物 2023年6月号」を入手。「オール」は警察小説特集号で時代小説はしたが、谷津さんの作品は既に入手済みで、千葉さんの作品も読んでいるので……。

お隣りの「八咫烏書房」に森山光太郎さんがいらっしゃった(相変わらずのイケメンで好青年ぶり)のでご挨拶し、源範頼を主人公とした歴史小説『鎌倉幕府草創記 弟切抄(おとぎりしょう)』をゲット(しっかりサインもいただきました)。
著者曰く、人があまり死なない作品ということにも惹かれました。

最後に、「しいたけ書房」の早川隆さんのところに立ち寄りました。
828ページの日本最厚ペーパーバック『海峡奇譚』の実物を手に取りました。
ペーパーバックでこの本を読もうとすると、重さと暑さで途中で読み続けられない感じで、読了できる気がしないの、Kindle Unlimitedで楽しむことにしました。
敵は家康』の後の商業出版第2作は年内にも出るかもとのことで、期待しています。

会場で、多くの文学ファンの読者と作家たちの邂逅を見て、その賑わいと熱気とパワーを浴びていると、紙の文学書(エンタメ小説含む)も、ネットとSNSの力によって、まだまだ行けるぞと思えてきて、元気をもらいました。滞在は短い時間でしたが、楽しかったです。

次回はもっと予習をしてから行こうと思います。

■Amazon.co.jp
『玄宗皇帝』(塚本青史・潮出版社)
『蓮の露 花暦居酒屋ぜんや』(坂井希久子・時代小説文庫)
『オール讀物 2023年6月号』(坂井希久子・時代小説文庫)
『鎌倉幕府草創記 弟切抄』(森山光太郎・河出書房新社)