『敵は家康』|早川隆|アルファポリス
早川隆(はやかわたかし)さんの長編歴史時代小説、『敵は家康』(アルファポリス)をご恵贈いただきました。
本書は、アルファポリス第6回歴史・時代小説大賞特別賞受賞した「礫」を改題した作品です。Webの投稿サイト「アルファポリス」で腕を磨いてきた、実力派の新人の紙書籍デビュー作。
アルファポリスは、『谷中の用心棒 萩尾大楽 阿芙蓉抜け荷始末』で、第11回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞した筑前助広さんを輩出していて、そのユニークな出版活動に注目しています。
礫投げが得意な若者・弥七は、陰(ほと)と呼ばれる貧しい集落で、地を這うように生きてきた。あるとき、図らずも自らの礫で他人の命を奪ってしまったため、元盗賊のねずみという男とともに外の世界へ飛び出す。
やがて弥七は、作事集団の黒鍬衆の一員として尾張国の砦造りに関わり、そこに生きがいを見出すようになる。
だが、その砦に松平元康、のちの天下人・徳川家康が攻めてきたことで、弥七の運命はまたも大きく動きはじめた――(カバー帯の説明文より)
桶狭間の戦いの前夜が作品の舞台。貧しい集落出身の名も無い若者が、松平元康、若き日の徳川家康に戦いを挑む、戦国歴史小説です。
デビュー作にして470ページの大長編で、重厚感のある筆力に圧倒されながらも、読み始めると、物語の世界にグイと引き込まれていきます。
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『敵は家康』の刊行記念で、歴史作家の伊東潤さんとの対談がアルファポリスのサイトに載っています。本書執筆の動機や創作の裏話、歴史・時代小説の面白さを存分に語っておられます。
敵は家康
早川隆
アルファポリス
2022年3月5日初版発行
Illustration:獅子猿
Design Work:AFTERGLOW
●目次
なし
本文470ページ
本書はWebサイト「アルファポリス」(https://www.alphapolis.co.jp/)に投稿されたものを、改題、改稿、加筆のうえ、書籍化したもの。
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『敵は家康』(早川隆・アルファポリス)