「2022年10月中旬の新刊（文庫）」をアップ

『煮売屋なびきの謎解き仕度』｜汀こるもの｜時代小説文庫

2022年10月11日から10月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2022年10月中旬の新刊（文庫）」を掲載しました

今回は、時代小説文庫から刊行される、汀こるものさんの文庫書き下ろし時代小説、『煮売屋なびきの謎解き仕度』を取り上げてみました。

なびきは幼い頃に親兄弟とはぐれ、神田に煮売屋を営む久蔵に引き取られた。養親となった久蔵が富士のお山でのご来光を拝むために旅立ったことで、十四歳のなびきが女将として、間口二間で二階建ての店を任される。
久蔵が残した「神棚の神さまへの供えだけは忘れるな」という教えと、料理の腕で店の切り盛りは何とかなるものの、なびきを悩ませるのは、店に持ち込まれるお客たちの事件や謎だった。
不思議な神さまのお告げと持ち前の鋭さで、なびきは難事を乗り越えていくのだが……。
美味しい料理と事件の謎が彩る、江戸前ミステリーの誕生。

（『煮売屋なびきの謎解き仕度』（時代小説文庫）Amazonの内容紹介より）

著者は、2008年、『パラダイス・クローズド』で第37回メフィスト賞を受賞しデビュー。主にミステリーで活躍されてきました。
2020年に、平安時代を舞台にしたラブコメミステリー『探偵は御簾の中検非違使と奥様の平安事件簿』を発表し、時代小説でも注目されています。

さて、今回は江戸時代に舞台を移した料理ミステリー。
どんな味に仕上がっているのか、楽しみです。