『告ぐ雷鳥 上絵師律の似面絵帖』|知野みさき|光文社文庫
2022年5月11日から5月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2022年5月中旬の新刊(文庫)」を掲載しました
今回は、知野みさきさんの、文庫書き下ろし時代小説、『告ぐ雷鳥 上絵師律の似面絵帖』(光文社文庫)を取り上げてみました。
「上絵師律の似面絵帖」シリーズの第8作となります。
授かった赤子を喪って半月。周囲の労りもあり、律は気落ちしながらも上絵の仕事に励んでいた。
そんなとき舞い込んだ着物の依頼は、「らいの鳥」を描いてほしいというもの。珍しい意匠に悩む律の周辺に、かつてその似面を描いた大泥棒・晃矢の影が見え隠れして――。
若おかみとして、職人として、成長していく律の生きざまを濃やかに描く人気シリーズ第八弾!
(『告ぐ雷鳥 上絵師律の似面絵帖』(光文社文庫)Amazonの内容紹介より)
父の跡を継いで着物に絵を描く上絵師となった律。
幼馴染みの涼太と結ばれ、葉茶屋・青陽堂の嫁として、職人の仕事と両立に励みます。
授かった赤子を流してしまい、失意からの再起が描かれていきます。
さて、今回はサスペンス要素もありそうで、本書を手にして、ページを繰るのが今から楽しみでなりません。
「上絵師 律の似面絵帖」の世界
好評発売中!しのぶ彼岸花上絵師 律の似面絵帖(七)
文庫●2022年5月中旬の新刊
時代小説●文庫新刊情報|2022年5月中旬の新刊(11日→20日) 2022年5月11日から5月20日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。...
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『落ちぬ椿 上絵師 律の似面絵帖』(知野みさき・光文社文庫)(第1作)
『告ぐ雷鳥 上絵師律の似面絵帖』(知野みさき・光文社文庫)(第8作)
知野みさき|時代小説ガイド
知野みさき|ちのみさき|時代小説・作家 1972年生まれ。ミネソタ大学卒業。 2012年、『鈴の神さま』でデビュー。同年、『妖国の剣士』で第4回角川春樹小説賞受賞。 ■時代小説SHOW 投稿記事 『江戸は浅草』|風変わりな長屋の住人たちが繰...