『天離(あまさか)り果つる国(上)(下)』|PHP研究所
2020年10月1日から10月31日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年10月の新刊(単行本)」を掲載しました。
今月は、PHP研究所から刊行される、宮本昌孝さんの『天離(あまさか)り果つる国(上)(下)』を紹介します。
飛騨の“幻の城”に織田信長の魔の手が――。
戦国武将が喉から手が出るほど欲しいものは、金銀と、鉄炮火薬に欠かせない塩硝。それらは飛騨の「天離る地」で豊富に産するという。
宝の眠る里を我が物にしようと企む、織田・上杉・本願寺……。そんななか、天下布武へ邁進する織田信長によって白川郷に送り込まれたのが、津田七龍太である。天才軍師・竹中半兵衛の愛弟子だ。
“天空の城”とも言われる帰雲城に拠って、白川郷を治めるのは内ケ嶋氏理。氏理には、野生的な魅力あふれる娘・紗雪がいた。美しき山河と麗しき人々に魅せられた七龍太は、領民の平穏な生活を守るため、内ケ嶋の最強の姫武者・紗雪とともに立ち上がる。
そこには、七龍太の出生に関わる、思いがけない出逢いも待っていた。
『剣豪将軍義輝』『風魔』の著者、渾身の「戦国エンタテインメント」。
(Amazon内容紹介より)
世界遺産・白川郷で知られる岐阜県の白川村に、戦国時代まで、「天空の城」ともいわれた帰雲城がありました。
飛騨の秘境、「天離る地」には、戦国武将が喉から手が出るほど欲しいがる、金銀と、鉄炮火薬に欠かせない塩硝が豊富に産していました。
帰雲城の城主は、内ケ嶋氏理(うちがしまうじまさ)で、信長と同時代の武将なのに、世にあまり知られていません。それにはある秘密がありました。
飛騨の山奥に眠るお宝を狙って、信長のほかに秀吉や家康も暗躍。幻の帰雲城の秘密を解き明かした、壮大なスケールの戦国ロマンです。
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『天離(あまさか)り果つる国(上)』(宮本昌孝・PHP研究所)
『天離(あまさか)り果つる国(下)』(宮本昌孝・PHP研究所)