2020年9月1日から9月30日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年9月の新刊(単行本)」を掲載しました。
今月は、KADOKAWAから刊行される、門井慶喜さんの『銀閣の人』を紹介します。
室町幕府八代将軍・足利義政。応仁の乱のさなか、己にとっての美を体現する建築を構想した彼は、権力闘争に背を向け独自の美意識を追い求めた。乱世にあって芸術家たらんとする志と苦悩を直木賞作家が描ききる。
(Amazon内容紹介より)
新型コロナウイルスの影もなかった、昨年の12月に小旅行で銀閣寺を訪れたことを思い出しました。
冬の柔らかな日が降り注ぐなかを散策してから、1年も経っていないのに、ずいぶん昔のことのように思います。
応仁の乱に背を向けて政を投げ出して、銀閣にすべてを注入した芸術家・義政の姿に興味を覚えます。
呉座勇一さんの『応仁の乱 – 戦国時代を生んだ大乱』とともに、この時代に浸ってみようと思います。
単行本★2020年9月の新刊
単行本★時代小説新刊情報|2020年9月の新刊(1日→末) 2020年9月1日から9月30日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンク...
■Amazon.co.jp
『銀閣の人』(門井慶喜・KADOKAWA)
『応仁の乱 – 戦国時代を生んだ大乱』(呉座勇一・中公新書)
門井慶喜|時代小説ガイド
門井慶喜|かどいよしのぶ|作家 1971年生まれ。同志社大学卒。 2003年、「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞を受賞。 2015年、『東京帝大叡古教授』が第153回、2016年、『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞...