『斬るは主命 奥小姓裏始末1』|二見時代小説文庫
2020年6月21日から6月30日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年6月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました。
今回は、二見時代小説文庫から刊行される、新人作家、青田圭一さんの『斬るは主命 奥小姓裏始末1』を取り上げます。
表紙装画を、大ファンの蓬田やすひろさんが担当されていて、ジャケ買い(表紙買い)のように惹かれます。
竜之介さん、うちの婿にならんかね――。
故あって神田川の河岸で真剣勝負に及び、腿を傷つけた田沼竜之介を屋敷で手当した、小納戸の風見多門のひとり娘・弓香。
多門は世間が何といおうと田沼びいき。隠居した多門の後を継ぎ、田沼改め風見竜之介として小納戸に一年、その後、格上の小姓に抜擢され、江戸城中奥で将軍の御側近くに仕える立場となった竜之介は……。
(Amazonの内容紹介より)
著者紹介によると、長年の時代小説ファンが高じて、時代小説を書き始めて、本作品でデビューだそう。
先物買いを気取るわけではありませんが、二見時代小説文庫らしい、主人公が痛快な活躍する面白い物語を楽しめることを期待しています。
鈴木輝一郎さんの時代小説家入門書、『新・時代小説が書きたい!』によると、「現在では原稿の持ち込みでのデビューはほぼ不可能」で、新人賞への応募が王道、最近では小説家投稿サイトへの投稿という方法もあるとのことで。
著者がどのようにしてデビューできたのかも気になりますが、まずは作品を手に取って読んでみたいと思いました。
文庫●2020年6月下旬の新刊
時代小説●文庫新刊情報|2020年6月下旬の新刊(21日→月末) 2020年6月21日から6月30日の間に文庫で出る時代小説の新刊情報です。 新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。 →新刊情報リ...
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『斬るは主命 奥小姓裏始末1』(青田圭一・二見時代小説文庫)
『新・時代小説が書きたい!』(鈴木輝一郎・鈴木輝一郎)
青田圭一|時代小説ガイド
青田圭一|あおたけいいち|時代小説・作家 秋田県秋田市生まれ。東京在住。 2020年、『斬るは主命 奥小姓裏始末1』で時代小説デビュー。 ■時代小説SHOW 投稿記事 amzn_assoc_ad_type ="responsive_sear...