『北条早雲4 明鏡止水篇』
2020年5月21日から5月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年5月下旬の新刊(文庫)」を掲載しました。
今回は、中公文庫から刊行される、富樫倫太郎さんの『北条早雲4 明鏡止水篇』を取り上げます。
本書は、一代にして伊豆・相模を領する大名にのし上がった北条早雲こと、伊勢新九郎、(後の早雲庵宗瑞)の型破りな生涯を描いた戦国時代小説シリーズ全5巻の第4弾となります。
関東における両上杉氏の勢力図が大きく変わりつつある中、 ついに宿敵・足利茶々丸との血みどろの決戦が始まる。
悲願の伊豆統一、再びの小田原城攻め、そして長享の乱の終結……
己の理想のため鬼と化した男に、 もはや安息の時はない。
(Amazonの内容紹介より)
足利茶々丸との決戦、関東管領山内上杉家と扇谷上杉家の間で行われた戦い、長享の乱、宗瑞の関東進出と……。
目が離せない展開、宗瑞による国盗りはいよいよ佳境を迎えます。今回も一気読みが期待されます。
伊豆に本拠地を置く堀越公方足利政知の嫡男として生まれながら、素行不良の廉で廃嫡された足利茶々丸がどのように描かれるのか、興味津々です。
■Amazon.co.jp
『北条早雲1 青雲飛翔篇』(富樫倫太郎・中公文庫)
『北条早雲2 悪人覚醒篇』(富樫倫太郎・中公文庫)
『北条早雲3 相模侵攻篇』(富樫倫太郎・中公文庫)
『北条早雲4 明鏡止水篇』(富樫倫太郎・中公文庫)
富樫倫太郎|時代小説ガイド
富樫倫太郎|とがしりんたろう|時代小説・作家1961年、北海道生まれ。1998年、『修羅の跫』で第4回歴史群像大賞を受賞し、デビュー。■時代小説SHOW 投稿記事amzn_assoc_ad_type ="responsive_search_...