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文芸評論家の井家上隆幸さんの話

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昨晩、ある雑誌の企画で文芸評論家の井家上隆幸(いけがみたかゆき)さんとお会いする機会があった。井家上さんというと、『20世紀冒険小説読本』(海外篇・国内篇)などの著作があり、日本の冒険小説の書評家の第一人者として知られる。

20世紀冒険小説読本 海外篇

20世紀冒険小説読本 海外篇

20世紀冒険小説読本 日本篇

20世紀冒険小説読本 日本篇

二十代のころ、冒険小説を中心に読んでいた時期があった。そのころ、井家上さんは、内藤陳さんと並ぶ冒険小説のエバンジェリストであり、尊敬する読書人の一人だった。

その後、私は冒険小説から時代小説に転向したが、井家上さんも時代小説関係の書評もされていて、時折、文庫の解説などでその文章を楽しませていただいていた。

昨日も、山本周五郎作品の魅力や、時代小説ファンにおける佐伯泰英さんのポジション、「木枯し紋次郎」の果たした役割など、興味深いお話を文壇の様子を交えてうかがった。

このときの話は、いずれ紹介します。

井家上さんが解説を書かれた文庫(手元で確認できたもの)

蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫)

蝦夷地別件〈上〉 (新潮文庫)

蒼き海狼 (小学館文庫)

蒼き海狼 (小学館文庫)

傭兵ピエール〈上〉 (集英社文庫)

傭兵ピエール〈上〉 (集英社文庫)

まんがら茂平次 (新潮文庫)

まんがら茂平次 (新潮文庫)

幕末浪漫剣 (講談社文庫)

幕末浪漫剣 (講談社文庫)

遠謀―密命・血の絆〈巻之十四〉 (祥伝社文庫)

遠謀―密命・血の絆〈巻之十四〉 (祥伝社文庫)