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牛鍋屋を営む夫婦を描いた時代小説

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平山壽三郎さんの『明治ちぎれ雲』を読み始めた。平山さんは、『東京城残影』で第九回時代小説大賞を受賞された時代小説家。その後、『明治おんな橋』を刊行され、本作品で明治三部作といったところ。

明治ちぎれ雲 (講談社文庫)

明治ちぎれ雲 (講談社文庫)

明治おんな橋 (講談社文庫)

明治おんな橋 (講談社文庫)

主人公は、三十俵三人扶持の御先手同心の次男で、神田鍛冶町の寺子屋河原弦斎の跡を継いだ今岡龍之介と、弦斎の孫娘で龍之介の妻となるお駒。二人は、明治二年の夏、小舟町に牛鍋屋の今岡を始めた。

牛鍋屋というと、明治初期を代表する飲食店であるが、時代小説にちゃんと描かれたことは少ない。そもそも明治を取り上げた時代小説自体も多くないが…。牛鍋というものを食べたことはないが、すき焼きのルーツいったところか。牛鍋屋は明治十年ごろには、東京府下で488軒(558軒という説もあり)もあったそうだ。

ちなみに、横浜でおいしい牛鍋が食べられるようだ。

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